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高野真之『BLOOD ALONE』3巻(メディアワークス)

BLOODですが、映画バージョンとも、ましてやアニメのBLOOD+とも関係ありません。
まったく関係ありません。

強いて共通点を上げるなら、主人公が少女で吸血鬼である、ということ。
こちらは、吸血鬼のかーいー少女ミサキちゃんと、血の繋がらない保護者クロエとの、ゲロ甘な関係を描いた漫画です。

エロではありません。
家族愛と異性愛のはざまにある、でも深い結びつきは、甘いとしか言いようがなく、その甘さを楽しむ物語なのですが。

これが物語の縦糸としたら、横糸はミサキちゃんが吸血鬼となった謎。これはクロエの持つ特殊能力と関わりがあり、ゲロ甘な日常に暗い影を投げかけると共に、ミサキちゃんとクロエの関係を強めていくきっかけとなるのです。

きっと最後は、読者に謎が明かされ、クロエが追う誰かを追い詰めるのだと思うのですが、それはまだ先です。

今月発売の3巻。
縦糸と横糸の絡みがわるかったようです。
ゲロ甘話としては面白いのですが、物語中で謎について言及されたのはほんのちょっと。
それも物語の核にはなっていなかったので、ちょっと食い足りなさが残りました。

今回は、幕間とでもいいましょうか。
ネタを仕込んでいた部分も、見受けられた? ので、次回を楽しみに待ちます。

……

1年半後?

くぅーっ

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BLOOD+ Episode-37 狂おしいまでに

カール……(涙)

サヤと無理心中を図る。

が、失敗(涙)

せっかく

れっつだんす

と、サヤを十六夜の月の下に誘い出したのに……。
サヤも頑張って踊りましたよ?
が。
永遠に(あの世で)二人でいることができればきっと淋しくない、というカールの思いは遂げることができません。
サヤは自分ごとカールを刺し貫き、カール一人が赤く結晶化し、砕け散ってしまいました。

サヤ、傷口から、カールの血が流れ込まなかったのかなぁ。
ディーヴァのシュバリエの血じゃ、サヤは結晶化しないんだっけ?

カールファンが、カールの見せ場で、そんな冷静につっこみを入れていたなんて……

はい。入れてました。
あれっ? って。

そして、カール最後の見せ場だったはずなのに、なぜかあとからやって来たソロモンに、美味しいところ、もってかれちゃいました。(れっつ・だんすよりShall we dance?  の方が、サヤも快く受け入れてくれるみたいだよ?)

キミは一人じゃなかった、ボクはキミをずっと見ていたのに。そしてボクも一人だ。

なんて、ソロモン……。

実は、ソロモンったら、

カール、ラブ?

ははは……

それはともかく。
カールがサヤへのストーカー行為の果てに無理心中に及んだのは、4兄弟のいらん子で、ママ・ディーバにも捨てられたカールを、ベトナムのあの日サヤは純粋にまっすぐみつめたから……

殺意だったんですけどね、カール

それでも自分を見てくれたのが嬉しくて、サヤの存在がカールの魂に刷りこまれちゃったなんて……

切ないよ、カール(涙)

でもさー
なんだか、家族からの愛が足りないと、スネて、グレた、わがままな子供だよ……
心中に付き合わされたサヤに。
同情
すべきかなー

一方のサヤ。
たった一人で孤独にディーヴァと対峙しているようにみえます。
少なくともカールはそう思っていたし、サヤだって。

でも振り返れば、シフの3人やルイスやデビット、村岡と謝花ねーさん、カイ、薬に立つか立たないか、そんなこと関係なく、サヤの背後にいてサヤを守ろうとしている。そして彼らは、サヤのかせ「枷」ではなく、この世に繋ぎとめる「錨」。

なんかちょっとかんどーしてしまいました。
ようやくサヤが戦う体制が整ったところで、ディーバとの最終決戦です。

いよいよ目が離せません。

追記

何だか怖いのに、イヤなのに、それでもナハヴィの誕生日にサヤを招くモニークもかわいかった。
誕生日は沢山の人に祝ってもらったほうが嬉しいという説得に負けて、クマのヌイグルミを抱えて訪問する、サヤ。そしてお礼を言われて、微かに照れてる。かわいいー。
謝花ねーさんも、サヤとサシで話がしたいってご指名だったし。
なんだかとってもいい雰囲気ですよ?

せっかくのパーティーの最中にカールが襲ってきたら、カールのことキライになっちゃうよ、とドキドキしちゃいました。
カール主催のダンスパーティーは、お誕生日会終了後で、ほんとーにほっとしました。

でも
カール(涙)

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BLOOD+ Episode-36 すれちがう想い

ネイサン……
素敵過ぎます!
まだ、良く知らぬ貴女、違った貴方の素顔があのようだったとは……
あ、ジェイムズの素顔(?)がゴッツイ翼手だったから、ネイサンも多少ゴッツイ翼手?
そうでした。
「本性」
っていう言葉がありましたっけ。
「殺すぞ」
ネイサンがジェイムスの耳元で、囁くように恫喝していました。

迫力~

ヤクザ、っていうほど泥臭くないので、インテリヤクザ(死語)?
ジェイムスはネイサンに何か弱みを握られているみたいです。

今日のカイ。
コベント・ガーデンでディーバ参観の下、ネイサンプロデュースサヤ・ハジVSジェームスの対戦の最中、退屈とディーバが退席の後に、登場。
持参の火器では翼手化したジェームスに歯が立たず。考えましたよ、カイ。
重量のある照明に向けて銃を撃ち、ジェームズの上に落っことしましたよ。
良くやった! カイ!

相手がちょっと、頑丈すぎで無事だったのが残念なところ。

対戦が終わった後に、ハジの首筋から血を飲もうとする姿に、目をそらしちゃったのが切ないです。
そうそう。その吸血シーン。なまじなキスシーンやベッドシーンよりもずっと色っぽいカンジです。

今日の見物は、何といっても来週の予告です。
カール、サヤへの愛が暴走しています。
カール(涙)
カールの「れっつ・だんすっ」を聞くのも、来週が最後でしょうか。
とーってもサミシイです。

が。
側にいると、はた迷惑な人。
アンシェル兄にちょっと同情しちゃうかも。

でも。
カール(涙)

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『のだめのカンタービレ』

特装版は先行発売なんだそうです。

「ぎゃぼ」

と鳴く、マングースちゃんが付いてきます。姿形も鳴き声も、たいそう愛らしく、できればバッグにつけて連れて歩きたい、願望にかられています。 残念なことに、マングースちゃんは私ではなくツレがあがなったものなので、そうはできません。 もう一つ、特装版、買おうかなぁ。 マングースちゃん、ほしーなー。

そうそう。 マングースちゃん、電池が切れると鳴けなくなっちゃいます。が、交換できます。 ですので、安心して「ぎゃぼ」と鳴かすことができます。 そこのとこ、アフラック人形より、良くできています。

さて。肝心の本編です。 今回は、久しぶりにのだめちゃんがピアノと格闘します。 殴り合いじゃないですよ? リサイタルのために演奏曲と格闘するってことですよ? ほら、日本でコンクール出る時、課題曲仕上げるの大変だったじゃないですか。最後は間に合わなくて。

あれを今度はオクレール先生とするのかなと思ったら、慎一とバカンスを兼ねていきなり演奏会。いつまでも子供だったモーツァルトそのままの天才ぶりを発揮して、聴衆を魅了してしまいました。 のだめちゃんの演奏、モーツァルトはともかく、夏の海の輝きのようなラヴェル、聴いてみたいです。

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BLOOD+ Episode-35 希望のない明日

BLOOD+ Episode-35 希望のない明日

えーげーつーなー。

シフの進化形(まだ名前が覚えられません)は、本当にシフの進化形でした。えぇモーゼス? 彼の遺伝子をベースに作られたようです。
同じ顔っていうか本人?どおしで殺し合いをさせて……いや、びっくり。
どこまでえげつないことをするんでしょうね。アンシェル兄は。
人一人一人の生きる権利を何だと思っているのでしょうか。

シフたちは、一人、また一人とソーンの進行により仲間を失っていっています。
サヤの血ではソーンを抑えることが出来ない以上、生き続けるための希望は、ディーバのみ。5人のシュバリエに囲まれたディーバの血を得ることはサヤ以上に困難で、シフたちは希望のない明日の訪れに打ちひしがれるしかなく、それでも幼い? ルルゥを生かそうとするシフたちが切ないです。
生きている以上いつか死を迎えることは苦しくとも悲しくとも避けられないことですが、シフたちの死がディーヴァたちによって仕組まれた死ではなく、生き尽くしたその上で迎えることができれば、と願ってしまいます。
彼らには大切な仲間を失いたくはないといういたわりあい大切に思う気持ちがあるのだから、本人も仲間も、「お疲れさま。楽しかったね」と言える最後を迎えられるようになって欲しいなぁ。

助けられたルルーがサヤに助けを求めた時の、
「私一人になっちゃう」
という悲鳴のような一言はそれ自体に胸を痛くさせられますが、動物園でリクがディーヴァに吸血されて命を亡くしそうになったとき、カイが「一人きりになる」とサヤに言ったシーンとダブってなおさら胸が痛いです。

今のサヤには仲間がいない。
ハジとはいつも一緒だけど、彼はシュバリエで仲間ではない。
カイやリクも家族という仲間でした。赤い盾も。
でも、今のサヤは仲間を拒否している。もう、自分のせいで誰も失いたくない、という気持ちが強過ぎて、一人になってしまった。大切に思うほど、遠ざかってしまうなんて、悲しいなぁ。
サヤこそ、あまりにも特殊で明日に希望もないのに、それでも一人きりでシフを、カイを、助けようとする。
シフたちが以前と変わった、というなかで、ルルーが「変わっていない。私たちを助けてくれるのだから」と一言。この言葉にサヤが癒されてくれればと思います。

何はともあれ、シフとサヤの共闘が実現してほっとしました。

デビットさんは、「一生分酒は飲んだ」と言って、復活。
デビットさんの復帰を一番待っていたのは、ジョエルだったのですね。
赤い盾再興だなんて。

愛?

はは。それはともかく。

サヤ側のディーヴァ包囲網が整いつつあるその一方。
アンシェル兄は、サヤの血がディーヴァを殺すからと、サヤ抹殺の意思は固く、助けたいと思うソロモンと、自分こそがサヤを殺したいと騒ぐカールと、掴みどころがないネイサンと、ディーヴァのシュバリエの間の不協和音もまた確実に大きくなっています。
そんな中でデルタ計画が完成しつつあるようですが……
ディーヴァの歌声をマスコミにのせて、何をやらかす気なのかしら。
何より、リク似のディーヴァの謎が気になります。
次、なんかわかるかなぁ。

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雪乃紗衣『彩雲国物語』(角川ビーンズ文庫)

面白い!

夢中になって、既刊(番外編を除く)全てを読みました。

もっと早く読んでおけばよかった!

と後悔しながらも、

一気読みできる幸せ!

大人っていいなぁ。シリーズものの大人買い一気読み。大人の特権ですね。
サラリーマンやっててよかったと思う、この瞬間。

さて。そもそものきっかけ、とある土曜の朝。
週末につき、普段あまりじっくり見ることのない新聞のBSの番組表に「機動警察」の4文字を発見!
確か、NHKBSのこの時間帯はアニメなはずで、そして「機動警察」と言えば、やはり

パトレイバー

でしょう。と、わくわくしながらBSを見ようとしたのですが、わが家のBS、今時専用チューナーで受信して、テレビに出力しているという、一体いつの時代の家電なのさ! というありさまで。しかも、チューナーとテレビの間には、ステレオやビデオやHDレコーダーが噛んでいて、もうどれのスイッチを入れたらBSが見られるか、セッティングした人じゃないとわからない状況で、配線を追いかけていろいろ試したけど、結局は見られず(くー)。
最終的な敗因は、アンテナの向きがちょっとずれていたから、というギャグのような落ちで、BSの視聴方法を学習した私は、翌週、意気揚揚と「機動警察」を見ることができました。
が。
丁度、2課ご一同様が、ご神木の祟り騒動に巻き込まれる回で、今三つぱっとしなかったんです(同じゆーれーものなら、廃屋で訓練の話の方が面白いのに。あれって、OVA?)。
それで、だらりとテレビをつけていて始まったのが、「彩雲国物語」でした。

世間知らずの王様が、恋しい主人公への贈り物に藁人形を送る、というシーンに心わしづかみで、つい、ふらふら~っと本屋に行って、本をめくったら、あとは一気でした。

とはいえ、「彩雲国物語」との出会いは、アニメが初めてではありません。
「彩雲国物語」が人気シリーズであることは、知っておりました。
本屋に行けば、平台に積んでありますから、目立ちます。
っていうか、一応ビーンズは、高殿円氏のホームグランドなので、一通りチェックしています。しばらくは、雑誌のビーンズも購入していましたし。
ですので、作者雪野紗衣氏の第1回の角川ビーンズ賞の選評とかコメントとかも目にしていてますし、1作目発表後、書評サイトはどこでも軒並み好意的でしたしね。

貧乏暮らしだけど家格だけは高い家のおじょーさまが、やる気ナシの王様のお妃として後宮に上がり、教育係として根性叩き直すアルバイトを引き受ける、というお話。家格は高いけど貧乏という設定そのものに乗れなかったのと(まあ、昔話には没落した貴族の家の娘が……っていう話は沢山ありますが)、主人公の周りにはやたらとイイ男がわらわらしていて、しかも主人公モテモテという設定が胡散くさくて。
どうも、苦手なんです(涙)。総受け系のモテモテ話って。
しかも、中華風ファンタジーといえば、「十二国記」が有名ですが、あれの強烈さかげんは一種のトラウマで、同種の設定のものに伸ばす手を引っ張るって言うか……
あの藁人形(のシーン)には、私の中のもやもやしたものをふっとばす勢いがありました。

そもそもの話は、主人公がアルバイトで後宮に妃として入りなまくらな王様の根性を叩き直すというの話ですが、シリーズ化されると話の方向がちょっと変わりました。
主人公紅秀麗が初の女性官吏として活躍する、女の一代記、といった様相を呈しています。当然、主人公の成長たんでもあるわけです。
そう。私好みの話だったわけです。

中華風ファンタジーしかも主人公の成長*ということで、「十二国記」とダブる側面もあるのですが、読んでいる最中は「彩雲国物語」の世界にどっぷりで、思い出すこともありませんでした。
違う話なので違うのは当たり前なのですが、そういうところを抜きにしてもやはり違うなぁ、と。
主人公陽子にしても高里にしても、基本的に自己否定・他者否定の中から、自分を掴み取っていく話で、主人公たちの逡巡も巻き込まれる出来事も、主人公に容赦がない。極限に追い込まれた辛い環境のなかで、ようやく掴み取ったからこそ陽子は強く優しくなれるわけで、小野不優美氏は自分を掴み取るに至る葛藤こそを主題として描いたわけです(高里はまだその過程。数年前に予告されていた新刊はどうなったのしょう)。
一方「彩雲国物語」の主人公秀麗の寄って立つ精神的な基盤は物語が始まる前に完成されており、その苦しい過程を主題として物語としては描かれていない。あくまでも秀麗の過去の話として語られるに留まり、読み手は物語の手法で作者に説得されていない。結局、ここが物語に乗れるか乗れないかの分かれ目。そのあたりの薄さがちょっと気になったものの、それ以上に初の女性官吏としての誠実に困難を乗り越えていく姿が描かれる物語がとても面白く、引き込まれているのです。まるで、彩雲国の住民になったような気持ちになりながら。

もう一つ。「彩雲国物語」を気に入った理由があります。
文章のリズムがとても良くて、読んでいて楽しいというのがあります。
中華ファンタジーらしく漢文調で語られる部分もあるのですが、ベースとなる今風な口語と上手く混じって独特のリズムになっていて、それが私にはとても心地よく感じます。ギャグも「さぁ、笑え!」というような作りこみじゃなくて、あのキャラクターならそうだよなっていうギャグ。私が心引かれた、王から秀麗へのプレゼント攻勢も、アニメで見てもテンポが良くて面白かったのだけど、文章で読むとなおさらです。好きだなぁ。
さりげなく書かれた一言が、実は伏線だったということもかなりあって、結末を知ってから読み返すと、あぁこんなとこにもあんなとこにもっていう再発見が楽しくて繰り返し読み直しています。

と、いうことで、「彩雲国物語」、今、とっても気に入っているのです。

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如月弘鷹『BLOOD+ 夜行城市』(角川書店 コミックスA)

BLOOD+のメディアミックス。
BLOOD+本編も、ロードムービーをイメージして、沖縄からベトナム・ロシア・パリ・ロンドンと旅をして、いわば面の移動をしておりますが、同時にBLOOD+は時間軸に沿って移動を移動することで、物語が展開しております。
そして、時間軸展開の媒体はアニメではなくて、漫画・小説・ゲーム。
メディアミックス戦略に乗せられて、まずは小説を。
すぐに、漫画も入手する予定でしたが、近所の本屋はどこも品切れなのか入手できません。
三省堂で漸く……と思ったら、再販したもののようでした。後日、行きつけの本屋に行ったらありましたよ、再販が(涙)

とりあえず、メディアミックス戦略、成功しているのかしら?

さて。
この『夜行城市』は、テレビシリーズ開始直前の香港が舞台の、ハジの話。
ベトナムで暴走したサヤに恐怖を感じたことを後悔しているのか、それとも無理やり目覚めさせたことに追い目を感じているのか。
サヤに会いたくても会えないと躊躇している後ろ向きなハジを、翼手に弟を殺された警官が立ち直させる話。
サヤは、ハジの回想の中でしか出てきません。
サヤを思って途方に暮れたハジが、なんともかわいらしいです。

が。この話の主人公は、日系香港人刑事の西であり、ハジではありません。
香港がイギリスから中国に返還される直前、魔都九龍城で血を抜かれて殺される事件を追う中で、西はハジと出会うのです。
場末の部屋で空腹のハジを西がかいがいしく世話をし、それを思いがけずに素直に受け入れるハジがなんともかわいらしいです。そういえば、ハジ、サヤのお世話をするばかりでされる側に回ることないから、珍しい姿です。新鮮。

ハジは、香港を暗躍する翼手の黒幕にさらわれ、西とアイザック(西たち地元警察から事件の調査権を移管させた専門調査官、実は赤い盾)でハジを救出に行き、西の血によって空腹が癒されたハジによって翼手の一段はせん滅し、ハジは「サヤは沖縄にいる」というアイザックの言葉と西に後押しされ、沖縄に旅立って、お話はお仕舞。

こうやってまとめると、結構他愛ない話ですね……。ありゃ。

とはいえ。お世話されるハジ、さらわれ助けられるハジ、か弱気なハジ。
本編ではお目にかかることのできない姿を目にすることができますので、ハジ好きさんにはことのほか楽しむことができるでしょう。

要注意なのが、サヤはハジの回想の中でしか出番がありません。その他、一切女性が登場しません。
返還直前の香港、男ばかり、といえば、ハードボイルドなアクションもののイメージが沸きます。
まぁ、そう読めないこともないですがー
実際、漫画本編のオマケに、アニメのプロデューサーの対談があとがき風に載っていて、そういう方向で話を進めているのですがー

なんていうか。

BL?

あの、登場人物をつなぐ過剰とも思える友情と信頼は、腐女子にとってはそーいう風に読み変えるべきものでして……
直接的なシーンはなくとも(あ、一カ所あった。情報屋と黒幕のマフィアの親分。魔都香港ならそんなのもありかなぁ、という程度)、そーいううものです。
西×ハジを本命として、西←アイザック、西←情報屋、西←医者、西兄弟など。

特に、西とアイザックが2人で翼手化したマフィアからハジを救出して絶体絶命に陥った時、ハジに血を与える時間を稼ぐために、「俺はまだ動ける」と一人で戦いに赴いたアイザックがね、カッコイイと思うのと同時に、
「愛だよねー」
なんて。

そうそう、後ろの対談でプロデューサーのお二方が、この後、西は赤い盾に、というようなお話をされていましたが、私もそう思いました。アイザックの事後処理に来た赤い盾の一員に、弟の死亡の話を聞き、同時にアイザックやハジへの深い思いを知って、スカウトされるとか。
でも、赤い盾の一員になると、例のディーバ襲撃で殺されちゃうからなぁ。
「今は香港で仕事があるから」
と言って断り、香港返還後しばらくたって落ち着いてから、赤い盾を尋ねていくと、崩壊した直後で、赤い盾の復興に尽力するとか。

珍しく、何やら話が書けそうな雰囲気に……
いえ、書きませんが。

一応、コミックスAから発売されていますので、腐女子以外の方も手にとるかと思うのですが、そんな腐女子以外の方の目のは、この漫画はどのように映るのでしょうか?

そんなこんなを考えると、なかなか楽しい一冊でした。
苦労して入手したかいがありました。

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BLOOD+ Episode-34 俺たちのいる世界

ニュー・サヤの全貌が明らかに!

っていうほど大げさじゃないですけど。
前回、赤い目だけでご登場の、1年後のサヤのお広めでした。
髪形は以前と同じショートなんだけど、跳ね方が寝癖というよりもわざと遊ばせてワイルドにしたみたい。
眼つきも鋭くて、シャープでかっこいいっ!
(ちなみに、エンジ色の新しいお衣装も、ステキ。そういえば、お着替えのシーンで、カイは後ろ向いていたのに、ハジは手伝っていませんでした? ファスナー閉めていたの、あれ、ハジの手ですよ、ね?)

っていうには、ちょっとやさぐれすぎてませんか?
いつもおどおどと自信なさげな姿に、

「それでもあんた主人公?」

しっかりしろ、といらいらしちゃうときもあったけど、こういう基本拒否姿勢に徹してしまうと、なんだかなぁ。
はにかんで微笑むサヤが、あっという間に懐かしくなりました。

「また一緒に戦える。オレだって少しは」って。
当然サヤと合流できるものとうれしそうなカイに、
「あんた弱すぎ」
って、きっぱりはっきり拒否。まともに取り合うこともせず、ハジを従えてカイの元を立ち去ろうとします。
すっかりやさぐれちゃって。一体この一年、何があったのさぁ(しかも強くなってるし)

サヤを追いかける翼手の能力もアップしたのでしょうか?
サヤが仮眠を取っていたベッドにまで侵入する始末。ベッドのもともとの住民にはまったく興味を示さず、サヤの残り香(?)に擦り寄るかのような翼手の姿は、主人を求める大きな犬みたいで、可愛らしい、というような気にさせられました。多分、錯覚です。ええ、そうであって欲しい……

で、元祖サヤの犬、ハジ。
ハジ先生のお悩み相談室。今日のお客さまは、デビットさんですー

飲んだくれの世捨て人、デビットさん。ジョエルも、サヤも、(ましてやカイも)、彼の赤い盾魂に再び火を着けることができずいましたが、なんと、ハジ? ダークホース?
ハジとさしで悩みを語りあって、復活、とまでいかないまでも、何か思うところがあった模様。銃を取って翼手に立ち向かいました。
ハジ。本当に不思議なキャラクターですね。空気のようにどこへでも溶け込むって、デビットさんはうらやましがっていましたが、誰かの弱い部分にそっと寄り添って、立ち直るきっかけを与えてしまう。サヤだけじゃなくて、リクへも、そしてデビットへも。
ハジの、新たな魅力発見です。
とはいえ。こんなハジも、ロシア編へはサヤLOVE丸出しな感情豊かな青年でしたし、香港では悩める子羊、訳ありで長く生き過ぎてしまったなかで身に着けたものなんでしょう。一種の悟りの境地なのかな?

一方、悟りの境地とは対極な人々。
コリンズ教授とアルジャーノ。
自分の作ったシフの進化形にすっかりご満悦のご様子。
アルジャーノ、毒々しい紫のキャンディーを舐めていましたが、今の彼の精神状態を表しているような。
コリンズ教授なんかは、ジュリアに説教しながら、その実、自分の遺伝子工学の技は、神の領域に迫りながらも神に罰せらせないのだから、神に祝福させている→神の代理人って言っている位の有頂天さ。
ジュリアは、すっかり呆れていますよ?

狂ったように暴走する只人2人。
これからどう崩壊していくのか、かなり見ものです。
予告編では、次回、シフたちが舞台に再登場するようですが、このへんと絡むのかしら?

さて。ディーバ。
歌手デビューしたのは、ディーバ本人ですか?
私は、てっきりディーバとリクの子供だと思っちゃったんですが。
まだ、早いですかねぇ。生まれて数カ月なのにあの成長ぶりとか。話の展開とかからみて。
思わず、最終回まであと何話あるか、って、概算してしまいましたが、2部、しばらくはディーバの子供の話、次に中ボスアンシェル、最後にラスボス再び目覚めた(現在産休中)ディーバっていう展開だったら、あと20話くらい必要かなぁ。

いずれにしても、来週の予告を見ると、ディーバのシュバリエたちがそろって相好を崩している姿が見られるようなので、ディーバの事情が明らかになるでしょう。

続きは、続きは? って、毎週うまく引っ張られています。へへ。

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